修養とは

 「修養」とは広辞苑によると

精神を練磨し、優れた人格を

形成するようにつとめること。

学校で教える「修身」と、日常的に

学校外での実践である「修養」は

明治時代に人々が自己の精神的成長を

目指して努力するにあたり、

大事にしていた考え方です。

当時からベストセラーになっている

新渡戸稲造の『修養』から、

少し引用したいと思います。

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修養の「修」とは「身を修める」という

意味であると思う。

すなわち、肉体の欲望のために心を

乱さぬよう、心が主となって身体の動作

または志の向く所を定め、整然として、

順序正しく、方角を誤らないよう、

挙動の乱れぬよう、進み行く意である。

 また「養」とは「心を養う」の意で

あろう。そして養という字は形に表れて

いるとおり、「羊」の「食」という意義で

ある。

「養」という字は、各自の預かっている、

柔和で、少し手荒に扱えば息の根も絶え

やすい、その代わり、丁寧に養えば最も

よく懐く子羊のような「心」に食べ物を

与え、寒いときには温かさを与え、暑い

ときには涼しくし、横道に迷い込もうと

するときは、呼び止めて正しい道に導き

あらゆる方法を用いて正道に従って

養育するという意味である。ーーーーー

 平素の修養さえあればこそ、非常の時の

覚悟が定まる。ーーーーー

 いかに誹謗を受けても、自ら省みて

潔しとし、自ら楽しみ、いかに逆境に

陥っても、その中に幸福を感じ、

感謝の念をもって世を渡ろうとする。

それが私がここに説こうとする

修養法の目的である。

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 日々の修養の積み重ねは、

人生をより善く生きるためには

必要なことですが、なかなかそれが

思うようにいかない時もたくさん

あります。

でもそのこと自体が修養なのですから

心身を養い、磨き、昨日の自分より

今日の自分が少しでも成長するように

努力できると良いですね。

 

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